大間原発建設再開に対する抗議声明

電源開発株式会社 取締役社長 北村雅良 殿

この度の貴社所有のフルMOX原子炉である大間原発建設再開については、青森、首相官邸前などの反原発抗議行動とも連携をとる、私たち、北海道反原発連合は、大間町民の命を脅かし、約20kmしか離れていない対岸の函館市民をはじめ、北海道民、日本中の脱原発を求める多数世論を無視した、許しがたい行為と言わざるを得ず、貴社に対し厳重に抗議し、強く建設断念を求めます。

大間原発は専門家が直下に活断層の存在を指摘している上に、放射能強度がより高いフルMOX原子炉で、世界的にも最も危険な原発と言えます。
さらに、大間原発建設再開つきましては、2030年代に原発ゼロを目指す「新設原発は認めない」とした政府決定とも矛盾し、「着工済みは例外」と位置づける屁理屈も理解し難く、建設再開は新設と同じであり、福島原発事故後の事態に不安を抱く国民に対する暴挙と私たちは認識し、ここに強く建設中止を求めます。

2012年10月12日
北海道反原発連合

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